カテゴリー「飯」を作ってから一度もエントリーしてないので、今日は食について書こうと思う。
DJ.Tは私が知りうる交友範囲の中で、もっとも料理がうまい人物だ。彼の料理はかなり手荒い。繊細とか洗練された技術とか微妙な味付けといったものからはほど遠く、適当で豪快、私のイメージするところのまさに「男の料理」、材料を鍋に投げ入れるとかぶっ込むとかいった表現がしっくりくるし、お皿だってバンバン割る。共同で使っていた食器も彼が手荒く扱うせいでどれもが欠けてしまっている始末。そんな彼だが、不思議と何を作ってもまずくはならない。「彼が作ればなんでもおいしい」という私の激しい思いこみもあるかと思う。かるく炙ったレーズン入りブレートヒェン(パン)の腹をかっさばいてそこにバターを乗せるように置く、といった単純作業すら心にくい。脂身の少ないステーキをたっぷりのオリーブオイルで揚げるように焼く、スライスタマネギは極弱火でほったらかし真っ黒に2時間ロースト、サラダとミックスハーブの量は半々投入、といった壮快かつ荒っぽい作業の末できたものは、どれもこれも食べてみるまで気づかない、意外な発見のあるおいしさだ。彼は、調味料を含むすべての材料は値段にかかわらず、常に手に入れられるなかで最高のものを選ぶ。「まずいものからおいしいものはできない」「俺はおいしいものがたべたい」というのが彼の信念らしい。以前、夜もそろそろ夜も更け始めようという頃、タイ風グリーンカレーがどうしても食べたいと言いだし、近所のレストランに行くよりも「俺が作った方がうまい」と夜10時から突如材料買い出し。どこからどうやって仕入れてきたのか、なんとかガイやら(名称不明)フレッシュレモングラスやら肉厚の月桂樹のようなスパイスやら(名称不明)黒ずんだショウガみたいのやら(名称不明)、ココナッツミルクこそ缶詰だったが、見たこともないような妖しげな材料でつくった本格的グリーンカレーはうなるほどおいしかった。
彼がどうしてこんなに料理がうまいのか、私が知っているいろんな事実を照らし合わせながら考えてみると、結局たどり着く結論は贅沢なものを食べながら育ったので舌が肥えたからだろうと思われる。彼は若いうちはかなりお金持ちだった。(今はどちらかというと貧乏)。そんな生活環境がプラスとなって、彼生来の料理スキルがアップしていったんだろう。
ちなみに1年ほどの同居生活で、彼が唯一褒めてくれた私の手作り料理は、ガス炊き白米。よろこぶところなんでしょうかね。日本食ではお好み焼きとエビ天ぷらが好きらしい。
前置きが長くなってしまったけれど、そんな彼の料理の中で、私がもっとも賞賛する、彼がプッタネスカと呼んでいたレシピをご紹介。了承取ってないけど。肉や魚介類の入っていないパスタ料理でこんなにおいしいと思ったことはない。(あ、ペストがあったね。)彼はプッタネスカと呼んでいたけど、これはプッタネスカじゃないと思う。だからDJ.T風プッタネスカと呼ぶことにしている。私は普通のプッタネスカより、DJ.Tのプッタネスカの方がぜんぜん好きだ。
【材料】ひとりぶん
パスタ(DJ.Tは通常、生フィットチーネを使用。私は普通の乾燥スパゲッティ)
酢漬けブラックオリーブ 10個くらい
塩漬けケイパー オリーブと同量くらい
紫タマネギ(普通のタマネギなら、水につけたりして辛さ調節)半個くらい
トマト 1個
にんにく 1かけ
チリペースト 適当
バジル(絶対フレッシュなやつ)適当、多めがいいかも
塩、こしょう
【材料】
ブラックオリーブ、ケイパー、にんにく、をフードプロセッサーで適当な荒さにがーっとする。(フードプロセッサー持ってない人は適当にみじん切り)。トマトとタマネギは5mm大に角切りし、ゆでたパスタにこれらをあえて、その上にチリペーストとちぎった生バジルをのせてできあがり。
具を先に作っておいて、30分ほどおいて味がなじんできたところでパスタをゆで始めるといい感じ。フライパンで具をパスタごと少し炒めてもおいしい。味が足りないときは後で塩こしょうするか、ブラックオリーブまたはケイパーを足す。
ブログランキングに参加しています!
レシピぜひ試してみてくださいね。
おいしかったら一票ぽちっとお願いします。